あとがき
わざわざここまで辿り着いてくださって、ありがとうございます。
さては私と同じで、隠しコマンドや裏ルートを見つけるのが好きなタイプですね?笑
せっかく見つけてくれたので
ここでは 利き手 という屋号の由来について、すこしだけ。
以前から、自分は日本語が好きだから、
屋号も日本語がいいなぁ。
というやんわりしたイメージがありました。
そこから考えを進めていくうちに、
そうだ。私は左利きだから、
普段から人一倍、自然と右脳を鍛えてるはず。
これはちょっとした売りになるかしら。
という感情が湧いてきて。
そこに、すこし変わった名前にしたら
覚えてもらいやすいのでは?
という純粋な下心が加わった結果が「利き手」。
…我ながらなんとも浅はかな。
(いや、本当は才能やセンスの塊のような人が横行するこの業界で、
生まれつき鍛えてきた右脳をせめてものお守りにしたいっていうのが本音かな、笑)
小さい頃は、
見よう見まねで書いた鏡文字のひらがなが恥ずかしくて、
隣の人と肘がぶつかる給食が不便で。
自分が左利きであることは、全然好きじゃありませんでした。
(いま思えばあの頃から、利き手関係なく単に人と足並みを揃えることが苦手で、
みんな同じが嫌だっただけでしょ、と思いますけどね。)
…結局のところそんなほろ苦い経験も、
いまこの仕事をする上ではおいしくなるんだから、人生っておもしろい。
相変わらず性根はひねくれているけれど、
ありがたいことに、たくさんの素敵なご縁に囲まれて、
この仕事もなんとか楽しくやってます。
そんなこんなで「利き手」という名前には、
これまでの自分のすべての経験と発想を武器に
貪欲にものづくりにこだわっていくぞ、という気合いと
同じような想いを持っている誰かにとって
利き手の存在が日々のちいさな糧になれますようにという気持ちを込めました。
だから、このホームページは
見つけてくれたあなたにとっても、私自身にとっても、
クソみたいな日に開いてみようと思える、そんな場所にしたいのです。
イライラするよりケラケラしてたいから。